レクリエーション介護士って知ってる?介護施設で役立つ資格をご紹介

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/10/19

レクリエーション介護士

介護スタッフとして働く際、介護のほかにレクリエーションも行う必要があります。しかし、中には「レクリエーションの企画が苦手」と感じている人がいるかもしれません。レクリエーションについて学びたい人におすすめなのが、レクリエーション介護士です。今回はレクリエーション介護士の概要や取得方法、取得のメリットなどを紹介します。

レクリエーション介護士とは

レクリエーション介護士は2014年に誕生した、民間資格です。日本アクティブコミュニティ協会が認定しています。概要は次のとおりです。

資格が誕生した背景

介護施設や事業所におけるレクリエーションは身体機能の維持・向上、精神的な安定、生活の中に喜びや生きがいを見出すきっかけなど、さまざまな効果が期待されています。

しかし、現場で働く介護スタッフの多くは「よりよいレクリエーションの方法について学びたい」と思っていても、専門的に学べる機会は多くありませんでした。上記のようなことから、レクリエーション介護士が誕生した経緯があります。

1級と2級に分かれている

2022年10月現在、レクリエーション介護士の資格は1級と2級に分かれています。介護に関する知識をベースに高齢者を喜ばせたり、楽しませたりするレクリエーションを企画・開催できる人材育成を目指して、制定されました。

2級は「高齢者に喜ばれるレクリエーション」の提供を目的に、自分の趣味や特技を生かしながらレクリエーションを作れる力だけでなく、介護に関する基本的な知識、高齢者と円滑なコミュニケーションをとるポイントなども学べます。

1級は「目的・状況に合わせた介護レクリエーション」を目的に、解決力やアレンジ力、専門力といった、2級よりも高度な能力が求められる内容です。

資格の生かし方

前述したように、現在は多くの介護施設・事業所でレクリエーションが開催されており、入居者や利用者にとって大きな楽しみとなっています。

資格取得によって、よりニーズに合ったレクリエーションの内容を企画できるようになるでしょう。また、レクリエーションに力を入れている施設・事業所への就職や転職に有利に働きます。

レクリエーション介護士の資格を取得するには

レクリエーション介護士の資格を取得する方法は、1級と2級で異なります。

2級の取得方法

2級の取得に年齢や経験といった制限はありません。申し込みをすれば、誰でも取得を目指すことが可能です。指定期間が開催している講座や研修に参加する必要があります。全部で次の3種類です。

・通信講座

・通学講座

・団体研修

通信講座はテキストやDVDを用いて、すべて在宅でカリキュラムを学べます。添削課題に合格した後、在宅で行われる筆記試験をクリアすれば資格取得です。学習期間は3か月程度となっています。

通学講座は全国各地にある大学や専門学校へ通って、資格取得を目指す方法です。12時間のカリキュラムを受講と添削課題に合格した後、筆記試験を受けます。

最後の団体研修は、公認講師が施設や事業所に直接出向いて、資格取得に必要な講座を行うもの。ただし、5名以上の参加者が必要です。

1級の取得方法

1級は2級を持っていないと受験できません。取得までの流れは次の通りです。

・全4日間の講座の受講

・実技試験と筆記試験

・3施設での現場実習

現場実習では学んだ知識やスキルを生かして、実際に施設・事業所でレクリエーションを行います。実習先は自分で探さなければいけません。

レクリエーション介護士の資格を取得するメリット

最後にレクリエーション介護士を取得するメリットを、全部で3つ見ていきましょう。

メリット①レクリエーションの企画で悩まずに済む

レクリエーションは高齢者にとって、大切な活動であるにもかかわらず「新しい企画が思いつかない」「いつも同じ内容でマンネリしている」といった悩みを持つケースが少なくありません。

資格取得によって開催できるレクリエーションの幅が広がり、企画で悩まなくて済むようになるでしょう。

メリット②コミュニケーション能力がアップする

直接的なレクリエーションを企画・運営できる力だけでなく、高齢者とのコミュニケーション能力がアップすることも、資格取得によるメリットとなるでしょう。

たとえば、2級取得のカリキュラムでは高齢者との対話術や、状態に合わせたコミュニケーション法などを学べます。

メリット③施設・事業所全体におけるサービスの質が上がる

よりよいレクリエーションを日常的に行っている施設・事業所は、総じてサービスの質が高いと評価されるでしょう。

また、資格を取得している介護スタッフがいると、持っている知識やノウハウをほかの介護スタッフと共有でき、スタッフ全体のレクリエーションに対するスキルアップにつながります。

まとめ

レクリエーション介護士は2014年に誕生した民間資格です。専門的な知識やスキルにもとづいて、高齢者に楽しんでもらえるレクリエーションを企画・開催します。

資格を取得することで企画のマンネリ化を防いだり、高齢者とのコミュニケーション能力がアップしたり、施設・事業所全体の質が向上したりと、うれしいメリットがたくさん生まれるはずです。2級は誰でも受験できるので、気軽に取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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