介護福祉士実務者研修の資格を取得する方法を知っておこう!

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/04/21


介護福祉士実務者研修とはどのようなものかご存知でしょうか。介護業界で働くうえでは重要になってくる資格の一つです。今回は介護福祉士実務者研修の資格を取得することで得られるメリット、対比されることのある介護職員初任者研修との違い、そして介護福祉士実務者研修の資格を取得するためにはどうすればよいかを詳しく解説します。

介護福祉士実務者研修の資格を取得するメリット

介護福祉士実務者研修の資格を取得するメリットは、どのようなものなのでしょうか。ここでは資格取得のメリットを4点紹介します。

まず1つ目に「資格手当による給与アップ」です。介護福祉士実務者研修の資格を取得することは、未取得者に比べて医学的な専門的な知識を有しているという証明になります。つまり、介護の現場では待遇面に影響を与えるということです。さらに、サービス提供責任者のような地位が高い仕事をすることができるため、必然的に給与アップが期待できます。

2つ目に「介護福祉士の受験資格が得られること」です。2016年度の介護福祉士試験にて実技試験が廃止され、代わりに介護福祉士実務者研修が受験資格となりました。介護業界で活躍したいという思いがある方にとって、介護福祉士の資格はぜひ取っておきたいものです。介護福祉士実務者研修の修了後3年以上の実務経験の後で、介護福祉士の受験資格が発生するので、あらかじめ把握しておきましょう。

3つ目に「サービス提供責任者になれること」です。先述のとおり、介護福祉士実務者研修が終了済みの方は、サービス提供責任者になれるようになります。このサービス提供責任者は、訪問介護事務所においては配置が義務付けられている重要なポジションです。サービス提供責任者になれるということは転職の際などにも有利になる場合があるため、受講の価値は大きいでしょう。

最後に「たん吸引と経管栄養の知識が身に付けられること」です。実は介護福祉士実務者研修には、たん吸引や経管栄養の基礎知識が学べるカリキュラム設定になっています。医師や看護師の連携のもと行われる実地研修を受けることでこれらの経験ができます。

介護職員初任者研修との具体的な違い

似た研修として「介護職員初任者研修」というものがあるようです。これらの具体的な違いはどこにあるのか、5つ紹介します。

まず1つ目に「受講科目と時間数の違い」です。初任者研修は9科目130時間に対して、介護福祉士実務者研修は20科目450時間です。つまり、研修内容としては後者のほうがより専門的な内容ということになります。

2つ目に「介護福祉士国家試験の受験資格かどうか」です。介護福祉士国家試験を受験するには、介護福祉士実務者研修を修了していることが必須になります。一方、初任者研修に関しては修了の義務は設けられていません。将来的に国家資格を取得したい方は、まず介護福祉士実務者研修を受講しましょう。

3つ目に「試験の有無」です。初任者研修は、カリキュラムの修了後に1時間の試験を実施することが義務付けられています。一方で介護福祉士実務者研修は試験の義務はありません。

4つ目に「サービス提供責任者として働けるかどうか」です。先述のとおり、介護福祉士実務者研修修了者はサービス提供責任者として仕事ができます。一方で、初任者研修のみの場合には、実務経験3年以上が条件として追加されます。

最後に「医療的ケアを学習するかどうか」です。介護福祉士実務者研修では「医療的ケア」も学べます。しかし、初任者研修のカリキュラムには医療的ケアは含まれていません。以上のような違いがあるため、どちらが必要なのか、自分で考えて計画的に受講するようにしましょう。

介護福祉士実務者研修の資格を取得するためには?

これまでに介護福祉士実務者研修について解説しましたが、どうすれば資格取得ができるのでしょうか。介護福祉士実務者研修の資格を取得するためには、カリキュラムを450時間終了する必要があります。

先述のとおり、終了後の試験の義務付けはありませんが」、スクールによっては実施している場合もあるようです。専門性の低い初任者研修と比較すると、受講時間も長く資格取得は少し大変かもしれません。もし、事前に介護資格を取得している方がいれば、カリキュラムの一部が免除になります。

また、余裕がある方は、基礎知識を前提にカリキュラムが構成されている初任者研修を先に受講することがおすすめです。介護福祉士実務者研修の受講に際して受講資格はありませんが、前提知識を習得できる初任者研修を修了しておくほうが、よりスムーズに知識を習得できるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、介護福祉士実務者研修の資格取得のメリット、介護職員初任者研修との違い、介護福祉士実務者研修の資格取得の方法について紹介しました。初任者研修に比べて専門性の高い研修ですが、後々国家資格を取得するためには必須となる資格でした。また、資格保有によって仕事で優遇されるなどのメリットも大きい資格です。介護業界で働く方は、ぜひ介護福祉士実務者研修の受講を検討してみてください!

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