介護資格取得後はどこで働く?初心者でも働きやすい職場の選び方

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/07/12


介護サービス利用者のニーズも多様化しており、介護施設もさまざまなサービスを展開しています。これから介護業界へ入り、介護職を目指す人にとっては、どのような施設が働きやすいのか迷うこともあるのではないでしょうか。この記事では、働きやすい職場を選ぶポイントをご紹介します。

近年の日本には多種多様な介護施設がある

日本にはさまざまな介護施設がありますが、公的施設と民間施設に大別されます。公的施設は、介護度の高い人や低所得者の保護と支援に重きを置いて運営されています。社会福祉の観点からも、比較的低料金で利用しやすいように料金が設定されています。民間施設は民間企業によって運営され、公的施設よりも融通が利きやすく利用者のニーズを満たすことに重きが置かれています。

未経験でも働きやすい介護施設の特徴

ここでは、未経験でも働きやすい6つの施設の概要と特徴をご紹介します。

特別養護老人ホーム(特養)

地方公共団体や社会福祉法人が運営する公的施設です。要介護3~5の認定を受けた人が入居対象です。他の介護施設と比べて比較的規模が大きく、スタッフの人数も多いのが特徴です。経験の浅い介護職もチームの中で働き、経験を積んでいけます。

介護老人保健施設(老健)

医療ケアやリハビリを実施する施設です。高齢者の在宅復帰を目指しており、一時的な利用が多い傾向があります。医療的ケアやリハビリに関する知識や技能を習得していきたい人にとって働きやすい施設といえます。

サービス付き高齢者住宅(サ高住)

利用者の安全確認と生活相談が主な仕事です。利用者のニーズに応じ適切な対応が求められるため、接遇マナーを身につけられます。施設によっては身体介護に携わる割合が大きい場合もありますので、具体的な業務範囲を事前に確認しておきましょう。

グループホーム

認知症の状態にある高齢者が5~9人で共同生活をします。家庭的な雰囲気の中で、日常生活の自立支援や機能訓練などを行います。一人ひとりの入居者に合わせて寄り添う介護をしていきたい人には働きやすい施設といえるでしょう。

デイサービス

送迎・食事・入浴・機能訓練などを日帰りで行う施設です。利用者の自立度が比較的高く、入居施設よりも介護負担は少ないのが特徴です。日中対応のみの施設では夜勤もないため、プライベートの予定が立てやすいメリットもあります。

訪問介護

利用者のご自宅へ伺い、身体介護と生活援助を行います。現場から直行直帰が多く、夜勤はほとんどありません。経験が浅いうちは先輩職員やサービス責任者が同行し、業務に慣れてくると1人で訪問します。マンツーマンの介護をしたい人に向いています。

介護の仕事に役立つ資格

介護職は無資格からでも働ける職業です。しかしながら、専門的な知識や技術を習得するとさらに活躍の場が広がります。ここでは、介護職に役立つ資格を3つご紹介します。

介護職員初任者研修

これから介護資格取得を目指すのであれば、まず介護職員初任者研修を受講しましょう。介護に関する基礎知識を身につけられます。130時間の講習を受け、修了試験を受けます。介護職員初任者研修課程修了すれば、身体介助を伴う訪問介護の現場で働けます。

実務者研修

介護職員初任者研修よりも実践的な内容で、介護福祉士になるために必須の資格です。450時間の講習受講が必要ですが、介護職員初任者研修を修了すれば、一部講習が免除されます。実務者研修課程を修了するとサービス責任提供者(サ責)としても活躍できます。

介護福祉士

介護福祉士は、国家資格です。専門職として活躍したい人には目指す価値があります。働きながら資格取得する場合は、実務者研修課程を修了し、3年以上の実務経験が必要です。福祉系高校や養成施設を卒業しても受験資格を得ることができます。

未経験でも働きやすい介護施設を見つけるコツ

実際に働きやすい介護施設はどのように探せばよいのでしょうか?これから施設を探す時に必要な3つのコツをお伝えします。

仕事において、何を大切にしたいかを考える

就職・転職活動の際、仕事に対する価値観や自分の強みを把握することは、働きやすい介護施設を見つけることにもつながります。どうして介護職を目指そうと思ったのか、今までの経歴を活かせそうか、将来的にはどのような介護職になりたいかをまず考えてみましょう。

介護施設に関する情報収集と比較検討

気になる介護施設の情報収集をします。いくつか求人情報を見て、自分自身が大切にしたい仕事の軸に沿うかどうか、働く中でのメリット、デメリットなども比較検討していきます。求人情報から判断できないことは、採用面接時に質問しましょう。ミスマッチを防ぐ意味でも、できる限り懸念点を残さないようにしておくことが大切です。

一人で悩まず、スクールや介護エージェントに相談する

施設に直接確認するのが難しい場合は、資格取得後にも就職サポートのあるスクールや介護業界に特化した介護エージェントに相談することもおすすめです。民間の就職サポートサービスとして、求人紹介や企業情報を提供しています。求人募集の背景や採用担当者が考えていることなど、求人票では分からないポイントもアドバイスしてもらえます。

 

これから介護業界で働きやすい施設を選びたいなら、まずは自分自身の仕事に対する価値観や強みから、自分に合った働き方とは何かを考えることが大切です。さまざまな情報の中から、比較検討し、介護施設に就職、転職をしてからも経験を積んで活躍できる介護職を目指していきましょう。

おすすめ関連記事